踊りの基本

踊りは”立つ”ことから!基本のオープンポジションとルルベ

和装などと違い衣装がスカートやパンツスタイルなど脚を見える形で使う表現のある西洋の舞踊ではオープンポジションの正しい習得が肝心です。オープンポジションとは股関節から外側に開くことです。正しく行うことで体全体の動きの一体感や安定性を伴った美しい形をキープできるようになります。このオープンポジションを見様見真似で足先だけで開こうとしたり、膝下で辻褄を合わせようとしてしまうと、踊りとしての見栄えが悪くなる原因になりかねないのでしっかりと股関節からオープンできるよう心がけましょう。

オープンポジション

・股関節から外側に開くエネルギー
・上半身の引き上げ
・つま先と膝の角度が同じ

股関節から開くということは、ある程度柔軟性も必要になってきます。バレエダンサーであれば柔軟性や日々の訓練あって180°開くことは可能でも、一般の人はせいぜい90°開けば十分なので無理をしないように気をつけてください。自分の股関節が開く限界を通り越してしまうと全身のアライメントが崩れ、膝や足首の怪我に繋がるので注意してください。

手順

①まずは全身が温まっている状態からはじめてください。すこし足をぶらぶらと前後し関節に負担をかけない程度に準備運動をします。

②踵と踵をつけ、股関節から両足を開くようなつもりでつま先をオープンの状態で立ってみてください。そして、すこし膝を曲げ緩めてみましょう。

・膝の曲がる方向とつま先の方向がずれていないか?
・お尻が出ていたり、上半身が前後どちらかに傾いたりしていないか?

膝とつま先の方向が同じで、股関節がニュートラルになっていればOK!

③恥骨からお腹をすこし抉るような感覚で上に引き上げる。肋骨が前に開かないように、首の後ろと頭の上の方で引き上げる。

④足の裏で床を押し、両内腿から外側へスパイラルし続け上半身は引き上げながら膝を伸ばす。

これでオープンポジションのスタンディングが完成!
お尻の下の太もも裏付け根あたりが締まるような感覚があればしっかりオープンをメインテインできています。

ルルベ

ルルベはダンス用語でつま先立ちのことです。ルルベでは更に体の引き上げを意識しながら、足の指でしっかりと床を捉えつま先立ちまで持っていきます。

手順

オープンポジションのスタンディングからルルベのポジションまで持っていきます。

①足の指の母子球のあたりを意識して床を押すようにゆっくり踵をあげていきます。この時、オープンポジションでやった両内腿から外にスパイラルしている感覚を忘れずに!

②バランスを取る。遠くの方を見るようにします。その時に何か対象物を見るよりも、遠くを見てるけど何を見ているかわからないような周辺視野を活性化させているような感じで、また目の後ろでも引っ張るように意識するとバランスを取りやすくなります。

目線はバランスを取るのにとても重要なので目の使い方も意識してみましょう。

③上半身は引き上げ続けたまま、踵をゆっくりと床に近づけていきます。この時体重を一気に床に落とさないように、引き上げと共に両内腿からのスパイラルも引き続き意識し踵を床に近づけていきます。踵が床についても上半身の状態は変わりません。

最後はすこしプリエして一番ポジションに。

LET’S TRY!

・ルルベの時に首や両腕を動かしてバランスを試してみよう!
 (腕の形は動画にて解説しています!)
・パラレルポジションでもルルベにトライしてみてください!

オープンポジションとルルベの動きで「体を引き上げる感覚」が理解できたと思います。
この引き上げの感覚や、「バランスを取る際の目の使い方」などを踊る際にも意識し体を使ってみましょう。