生きていく上で立つこと・歩くことが生活の要となっているように、踊るうえでも立つこと・歩くことは動作の基本です。踊りは人の肉体あって生まれてくる表現だからこそ、生活の中の様々な考え方は踊りにもリンクしていると考えられます。
プリエ

プリエ(plie)とは、フランス語で腕や膝などを曲げるという意味で踊りでは膝を曲げることを指します。プリエの基本にはドゥミプリエとグランプリエがあり、ドゥミプリエは踵が床についておけるギリギリまで膝を曲げた状態。グランプリエはドゥミプリエを通り越し更に深くプリエした状態。
タメや間(ま)の表現が生まれる
動作をスムーズに運ぶことができる
体の安定性を強化できる
腰は様々なスポーツにおいて動作の起点となる場所です。武道で腰を落とすといった表現があるように、踊りにおいても腰をうまく使うことで土台が整いその上で上半身を自由に使うことができます。上半身が使えることで動作の際に全体の動きや動作のバランスが取りやすくなります。また、脚力の強化にも繋がります。
タメや間(ま)の表現が生まれる
タメや間あいは踊りの腕が最も試される部分といっても過言ではないと言えるのではないでしょうか?自分の体重や柔軟性をコントロールしながら動きが空間と馴染む瞬間に自然と生まれてくる身体表現です。体のコントロール、タイミングのコントロール、そしてエネルギーが動き続けていることが重要です。体の周りの空間も感じることが大切です。
動作をスムーズに運ぶことができる
プリエを円滑にできることで脚がバネのような役割を果たし動作と動作の繋ぎ目がスムーズになります。空間移動の際の反動を吸収するため動きが滑らかになると同時にスピード感やキレなども出すことが出来ます。