BLOG

ブログ

踊りを習っている人の中にはバレエを嫌煙してしまう人もいると思います。バレエのイメージといったら、タイツにレオタード姿で頭を引っ詰め纏足のような木枠の靴を履きつま先立ちで踊るヨーロッパのお姫様と王子様のおとぎ話みたいなイメージでしょうか?しかし、バレエを体験したことのある人からしたらバレエの印象は正反対なものに近いでしょう。マッチョで汗だくで足から血が滲むダンスだったり(トゥシューズの中で皮が剥けたり血が出たりするため)見た目こそは美しく優雅に動いているようですが、実はとても肉体的で激しいスポーツと言えるくらい物凄くアスレティックな踊りなのです。またバレエは解剖学的にダンスにおける体の一つ一つの動きをエクササイズとして細かく紐解き、その型やメソッドを忠実に正しくなぞり繰り返し応用していく踊りです。例えるならば空手の型みたいに一度覚えたら終わりなのではなく、基本の型つまり基本であるテクニックを形として如何に正しく精密に完璧に美しく再現していくかがバレエの表現なのです。精密で完璧であることを求められる分野だからこそ毎日繰り返し基本を稽古し続ける意味も理解できますし、形式的な美を追求するために無駄なものは削ぎ落とされある種の人間離れしたところがイメージとして残るのかもしれません。しかしそんなバレエにおける基本のテクニックに着目してみるとジャンルに関係なく踊りを踊る上で役に立つ体づくりの基礎や考え方、動きのヒントが詰め込まれています。どのように分野の違うダンサーに効果的かを見てみましょう。

〈バレエは舞踊における身体の学問である〉

バレエ用語はフランス語が元になっていてそれは世界共通で使われています。このバレエ用語で表されている一つ一つの型や動きにはそれぞれに正しい方法とやるべき順序などがあります。初心者やプロ関係なく基本的にバーレッスンから始まり、センターでのエクササイズから最後にジャンプのテクニックを練習するまでがレッスンの流れです。テクニックには基礎のものからレベルの高い技まで様々ありますが、基本は全て同じシンプルな形と動作から始まります。そのシンプルな動きの習得が踊るための体づくりの大切な要素となっています。

オープンポジションを基礎とする洋舞(西洋舞踊)の基本

バレエはオープンポジションを基礎とし、それに基づいて身体の動かし方を習得していきます。バレエ以外の洋舞であるコンテンポラリーやモダンダンス、ジャズダンス等ではオープンはもちろんですがパラレルポジションもよく使います。フラメンコやラテンダンス等ヒールを着用する踊りではそこまで足のポジションに決まりは無いように見えますが、実は股関節から開いた状態で脚を使う動きはたくさんあります。つまり、洋舞など脚の技を見せる踊りやスカートの裾が広がるような衣装を着用する踊りに関してはバレエのテクニックとしてのオープンポジションの修練が大事な要素となってきます。バレエにおける基本動作を練習に取り入れながら踊るための基本の体を作っていきましょう。

以下はぜひ最低限取り入れたい身体表現が格段に豊かになる基本のテクニックです。

オープンポジションでスタンド
まずはオープンポジションで立つことで姿勢を整えます。足や股関節、背中や首から頭にかけての上半身のそれぞれの状態を意識しながら立つことで踊りの基本の姿勢を身につけます。

プリエ
プリエという膝を屈伸させ腰を落とす動きは全ての運動の基礎と言っていいくらい重要なテクニックのひとつです。足腰の強さが要である武道や様々なスポーツなどと基本的な考え方は変わらず、足と腰が使えることで安定性が強化され動作をスムーズに運んでいけるようになります。

タンデュ・ジュッテ
床をつたってポワントしていく動作で足の裏や足の指の感覚をしっかり感じながら動かし、足先や脚全体を動かす際のメリハリなども強化できます。

パッセ
股関節と脚の動きの基本を感じることができます。例えば股関節が傾くとどう体が歪むかなど自分で感じながら正しい位置を探り、股関節を均等に保つためには脚をどのように動かしたらいいか、上体をどのように保つといいか、また片足立ちによるバランスや体の軸を習得するヒントになります。

アティチュード
パッセからの応用で、股関節や体の軸を保ちながら動きに変容させていく際にアティチュードの形は大事な要素となります。脚全体を使うには股関節から動かすことを意識していく必要があるので、体の中心から派生した動きを練習することで踊る際の動きのダイナミズムが変わります。



⑥ピルエットとシェネ
回転の基礎。顔の切り返しや、軸の保ち方、回転の際のプレパレーションなどを修練するのに必須なテクニックです。綺麗に回れるようになると踊りにキレが出て、速度変化をコントロールできることで動いたあとの余韻を残したり表現も豊かになります。

ルルベ
踊りの基本は立つこと・歩くことにありますが、床の上に立つときにどう体を引き上げどう身体的なバランスを維持するかの感覚をルルベポジションで立つことにより更に意識的に感じることができます。普段の動作に少し負荷をかける意味でもルルベは活用できます。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA